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ひきこもり支援10年で研修
2016.11.07
若者の自立を支援するNPO「ハートツリー」(和歌山県田辺市高雄1丁目)の設立10周年を記念した地域若者支援公開セミナーが5日、田辺市新屋敷町の紀南文化会館で開かれた。ひきこもり者の支援を専門とする日本福祉大学の竹中哲夫名誉教授(75)が、ひきこもりの実態などを紹介しながら支援の在り方を話した。
ハートツリーが運営する若者サポートステーションWithYou南紀(田辺市高雄1丁目)と、県子ども・若者支援地域協議会が主催した。約40人が出席した。
セミナー名は「ひきこもり支援の方法~支援者と家族の協力関係を大切にして」。竹中さんは「ひきこもる人の一定数は期間が数年以上に長期化しており、年齢も30代後半や40代に至ることが多い。30代以上で訪問支援を受け入れてくれるのは2~3割程度。多様な支援があってもそれを受け入れ活用する意欲に乏しく、拒否的にさえなる」と説明。山梨県や島根県、山形県といった自治体などの調査で40代のひきこもりが2~6割、期間も平均5年以上と紹介した。
また「ひきこもる人の思いや葛藤などについて、家族と支援者が理解を共有して共同支援関係をつくることが大切。身近な小さいことから始めて、緩やかな、今より少し自由になる支援目標を基本にする」と呼び掛け「成果を急がず、できるだけ本人と相談し、柔軟に工夫しながら初めの一歩、次の一歩を考える。時には思い切って中休みと再出発を取り入れながら、気長に取り組む」と支援の留意点を話した。
引用先 ヤフーニュース 紀伊民報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161107-00323884-agara-l30
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