親子関係トラブル
近年、親子のコミュニケーション問題や、身体的・肉体的な苦痛を伴う様々な問題やトラブルで苦悩する親御さんからの相談件数が非常に増えています。
お子様が学生の場合や、子育てが終わった(18歳以降)から40代などの中高年までという幅広い年代でトラブルが起こっています。
子供が大きく成長するにつれて親子間、家族間の問題も、かたちを変えて存在します。
親子関係の問題は大きく二つに分かれます。
「人間性に大きな問題を抱えた親または子供との問題」と「親子の行き違いによる親子問題」です。
「人間性に大きな問題を抱えた親または子供との問題」は、話し合いで解決することは難しく、両者の間に一定の距離を持つことが大切になります。
「親子の行き違いによる親子問題」は、親と子それぞれの考え方の違いからの対立の場合は、第三者が介入することでそれまでの関係が嘘のように親子の仲が改善されるケースがあります。
よくあるご相談
- 子供との会話がなく、気持ちがまったくわからない
- 子供が何に怒っているのかを知りたい
- 疎遠になっている子供に連絡がとりたい
- 子供との間にあるわだかまりを解消したい
- 荒れている子供に対しての接し方がわからない
- 顔を合わすと口論になり、いつまでも関係が修復できない
- 学校または仕事に行ってくれない
- 何度もお金を要求してきて困っている
- 自立させなければと思うが、距離のおきかたがわからない
- 自分の思い通りにならないと暴力をふるうようになった
- 口答えや暴言がひどく、家の中がいつもピリピリしている
- 夫と息子(娘)との喧嘩が絶えない
- 娘が妻に頼りっぱなしで、自分のことが何もできない
- 悪いグループと付き合いだして親の言うことをまったく聞かない
- 家に帰るたびに妻に暴言を吐いて脅し、お金を奪って出ていく
- etc…
親子関係トラブルの原因は?
- 1、精神的な苦痛
- 2、親(もしくは子)が性格的に合わない
- 3、金銭問題
- 4、子供時代のトラウマ
- 5、親が好きになれない
- 6、他の兄弟との差別を感じる
- 7、介護問題
- 8、相続問題
グラフを見てもわかるように、親子のコミュニケーショントラブルの原因は沢山あります。
何気なく言ったことが時に相手を深く深く傷つけてしまい、言った本人は気づかないことが多かったり、相手も我慢してしまったりします。そうして少しずつ溝ができはじめ、傷つき抑圧した反動は、必ずどこかで攻撃という形であらわれるので、それが親子間の不調和として現れます。
日々の接触回数が多い親子間ほど、さりげない一言で相手をひどく傷つけてしまう可能性が高くなります。
会社関係や友人関係とは異なり、何気ないことやちょっとしたことで嘘をついてしまい、トラブルに発展することが多いのも親子関係トラブルの特徴です。
また、嘘をつかれたことに我慢できなくて、許せないのも親子関係ならではでしょう。
このように、親子間の嘘というのは、容易にトラブルに発展してしまいます。
年齢によって変化する問題
小学校高学年から中学生くらいになると第二反抗期も出現し、大人や社会に対する反抗・攻撃・嫌悪などが見られます。男の子と母親の関係が希薄になったり、性的に成熟した少女の態度の変容が見られたりします。
中学生で多いのは、いじめによる不登校、ひきこもり、あるいは、学校での反抗、校内暴力、家での反抗、家庭内暴力などがあります。
学童期までに家の中で心が傷ついていると、そこで被害者になっていますので、学校では自分より弱い相手を見つけると、今度はいじめっ子になり加害者になってしまうケースがよくみられます。
あるいは、いじめのターゲットにされる子どもは、やはり家で心が傷ついていて、自分に自信が持てずに、つねに怯えている、人が怖い、また傷つけられるのが怖い、そう思っていて、人に近づけない、輪に入れない、友達もできない、それでいじめられやすい存在になってしまう傾向があります。
この青年前期は、子どもから大人に変わる第一歩で肉体も精神も急激な変化が起こります。親もとまどいを隠せないままどうしてよいかわからず放任してしまったり、やたら厳しくし過ぎたりと、極端な接し方になって問題を大きくしてしまうこともこの時期の悩みになっています。
高校や大学の頃は、将来の自分が描けない、夢や希望が持てない、自暴自棄になり、生きている意味さえわからない、という悩みで、親が困ってしまうケースが多いです。
また50代母親と20代くらいの娘の問題としては、「共依存」離れたいのに子離れ親離れできない関係のお悩みが多く、60代70代母親と40代くらいの息子の問題は、子供のギャンブル依存、借金、無職、怠慢など、さまざまな親子関係のお悩みが寄せられています。
最も多いトラブルは3つ
コミュニケーションのトラブル
<思春期の問題>
お子様が小さいときはなんとか取れていたコミュニケーションも、思春期を迎えるころには会話も減り、子供が何を考えているのか、学校でどうしているかなど、親の知らない顔が増えていくのを経験された方も多いのではないでしょうか。
そのような関係が続いた場合、学校でつらいことがあっても相談できず、精神的に追い詰められて学校を休みがちになり、不登校へと発展してしまうこともあります。もしくは、服装や髪形・メイクなどがどんどん派手になり、夜遅くに出掛けたり、外泊が増えるなど、
さらに子供のことがわからなくなってご相談に来られる方も少なくありません。
- 子供が不登校になったが、何も話してくれなくてどうしたらいいかわからない
- 子供との関係が悪くなる一方でつらい。関係を修復したい…
- ずっと部屋にこもっている子供にどう接したらよいかわからない
- 子供が非行に走ってしまい、人様に迷惑をかけるまでに更生させたい
- 家に帰ってこなくなった子供と話し合いたい… などの相談が近年多く寄せられるようになりました。
このような状況は、ご家族だけで修復することは不可能で、よき理解者の第三者に入って頂くか、知識と経験のある専門家に依頼することが解決へと繋がります。
<お子様が大人の場合の問題>
しっかりとした職について自立してほしい!それは、どの親も願うことです。アルバイトをしているが長続きしない…。働きたくないと言う…。自室に閉じこもっていて会話にならない…。親がいないと一人では何もできない…。など、
親としてはヤキモキするところですが、言うと不機嫌になって関係がさらに悪化したり、言わないといつまでも甘えて変化がない状況に焦るなど、親御さんは不安でいっぱいになりご相談に来られます。
お子様も、働かなくても生活できている現状があるため、ずるずると同じ状態が続いてしまいます。働かない(働けない)理由は様々で、甘えからくることもあれば、精神障害
詳しくはコチラ 発達障害 詳しくはこちら などが要因となっている場合もあるため、働かないことを責めるのではなく、一度専門家に相談されることをおすすめします。
暴言・暴力のトラブル
家庭内暴力にお悩みの方はこちら
気に入らにことがあると直ぐにキレたり、自分の思い通りにならないと些細なことでも激しく怒る子供に対し「反抗期」と思われることもありますが、第1次反抗期、いわゆるイヤイヤ期や、思春期の第2次反抗期と「キレる」ことは、違うものです。「反抗期」は子どもの自我の芽生えであったり、アイデンティティの確立であったり、精神発達の一過程なので、逆に反抗期がない子のほうが問題です。ですが、「キレる」ことは、ストレスや生活習慣などから生じ、感情のコントロールが上手く出来ない状態と言えます。
自分の思い通りにならないと攻撃的な言動を露わにする子供は、「何でも思い通りになるように、我慢を強いられずにわがままに育った子供」というイメージを持たれがちですが、実はそうではありません。親に虐待を受けたり、家庭的に恵まれなかった子供は常に我慢を強いられ、思い通りにならない幼少期を送っています。そのような子供たちのほうが「キレる」ことが多いのが現実です。
<キレる子供の心理とは>
学生の頃の習い事にはじまり、家庭でのルールや、アルバイトなど、親に「辞めたい」「イヤだ」とはっきり自分の意志を伝えたところ、親に叱咤され、激怒された、または親が悲しそうな顔をした、などの場合、子供は真の意志を抑え、気の進まない事を続けていることがあります。
そのため、本当の気持ちや意志は抑圧され、真意でない生活を送ることになっていきます。そして、ずっと抑えていた感情や真意でない日常にストレスが蓄積され、ある時、耐えきれず、一気に爆発し、キレる子供になってしまうのです。
それが日常化し「家庭内暴力」詳しくはコチラ へと発展していきます。
その他、原因には発達障害 詳しくはコチラ や何か病気の可能性がある事もあります。家族だけで解決することは難しく、危険な問題ですので、まずは私たちジーサポートにご相談ください。
金銭トラブル
家族だからついつい甘えてしまったり、血が繋がってるからこそ勃発する親子間での金銭トラブル
同じような問題でお悩みではありませんか?
- お金を要求しては、すべてお酒に使ってしまう
- お金にだらしなくて困っている
- オンラインゲームを利用し、多額な課金をしてしまう
- 子供を自立させるためにあえて突き放したいとは思うものの、どうすればいいかわからない
- ギャンブルばかりしていて、負けてはお金をせびってくる
- 買い物依存でネットで次から次に商品を注文してしまう
- 何度も借金をしてきて、そのたびに代わりに払ってきたが限界
- 脅迫的にお金を請求をしてくる
- 身に覚えのない請求が届く
- 毎回「これが最後よ」と約束してお金を渡している
- 親の財布から勝手にお金を持ち出す
- 親のクレジットカードを勝手に使ってしまった
- お金が無くなると執拗にお金をせびりにきて、断ると暴言で脅される
- お金を貸さないと包丁持ってきたり暴れたりする
このように、ダメだとわかっているのに断ることができない。そんなご相談が多く寄せられています。金銭トラブル 詳しくはコチラ
家族だけで話し合いをしようとしても、喧嘩や暴力などに発展することも考えられますので、ぜひ一度ご相談ください!
トラブルの原因や経緯などを明確に示し、解決策や対処方法を見出します。
親子の問題は家族だけで修復することは不可能です。
知識と経験のある専門家に依頼することで、こじれて解けなくなったように見える問題でも、冷静に客観的に分析できるようになるので、納得の解決を得ることが出来ます!