家庭内暴力

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「暴力」に結びつく原因とは…

家庭内暴力に多いのは、不登校からはじまり、ひきこもりが続くうちに暴力がみられるようになるというパターンです。「なぜ、どうして、我が子がこんなふうになってしまったのか…」ご家族が1番知りたいところではありますが、家庭内暴力の原因は複数の要素が複雑に絡み合って起きるため、それほど単純なものではありません。
家庭環境・精神疾患・心的外傷・社会的影響などといった、さまざまな要因が複雑に関連している可能性があります。

これまであらゆることを抑圧して生きてきたことで、心には悩みや苦しみがためこまれ、表現されなかった思いが爆発したとき、「暴力」として現れてしまいます。
中でも、最も多い原因要素は「家庭環境」と「精神疾患」です。
この2つについて詳しく説明いたします。

感情を表せない「家庭環境」

・幼いころから過保護、過干渉な親に育てられ、コントロールされてきた。
・教育熱心で小言が多く、口うるさい親。
・何でもすぐに買い与え、お金で解決する親。
・仕事ばかり優先し、家での存在感がなく子育てに無関心なの父親。
・支配的に親の敷いたレールを歩ませる親。
・夫婦仲が悪く、子どもの前で喧嘩や暴力を何度も見せる家庭。
・夫から妻へのDVや、子どもへの虐待がある家庭。
・ネグレクト(食事や衣服等の世話を怠り、無視・放置するなどの育児放棄)
・子どもに興味がなく、何でも自由にさせる放任主義で責任感のない親。
・「お金の無心」子供の要求に応じてしまう親。

家庭内暴力のほとんどのケースで「親への怒り」が一因になっていることは間違いありません。親に怒りを抱かずに暴力を振るう子はほとんどいません。
では、何が子供の怒りをかき立てるのか…
子供への暴力や暴言、ネグレクトはもちろんですが、

「勝ち組教育にこだわる価値観」がかなり大きく影響します
「いい学校」「いい会社」に入ることこそ幸福につながるという価値観にとらわれ、子供を追い込むような教育のあり方がどれだけ子供を苦しめているのか、ほとんどの親が自覚していません。
「勝ち組教育」にこだわる親は、我が子のありのままの姿を受け入れられず、子供が失敗や挫折に直面したときには、慰めるどころか逆に「どうしてできないんだ」「どうしてそんなにダメな子なの」「出来の悪い子はうちの子ではない」などと叱責することも。
このような家庭環境では、常に緊張感が漂っていて子供が安心感を得るのは難しい環境です。

このように心のふれあいのない親子関係で育ってきた子供は
・ 「勝ち組」にならなければダメなんだと洗脳され、狭い価値観の1本道に追い込まれる
・ 狭い価値観を刷り込まれてきたせいで、つまずいた時に別の道を思い浮かべることも探すこともできない
・ 挫折や失敗したときのダメージが大きく、なかなか立ち上がれない
・ いい学校に入ったのにささいなきっかけで不登校になる
・ せっかく就職した会社を辞めた後「いい会社」にこだわりすぎて再就職ができない
・ 「勉強ができる」というプライドが災いして人を見下すことにより、人間関係がうまくいかない
などといった理由からひきこもりになり、「こうなったのは親のせいだ」と怒りを抱き、責め立て、 家庭内暴力へと発展することになる。

親の機嫌を損ねないように「良い子」を演じ、自分の気持ちを抑えて親の願う通りにふるまってきた。

表現されなかった思いは心の中に溜まっていき鬱積された思いが爆発したとき、暴力として現れてしまう。

保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで 引き起こされる障害「愛着障害」の可能性も。

「愛着障害とは…」
母親をはじめとする養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、情緒や対人面に問題が起こる状態のこと。
愛着障害を示す子供には衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動がみられ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如している場合が多い。他人とうまく関わることができず、特定の人との親密な人間関係が結べない。

愛着障害詳細はコチラ

「精神疾患」

心理的なストレスや、さまざまな原因から、脳の働きに変化が現れ神経間の情報伝達がうまくいかない状態になる「精神疾患」が 原因で生活や人間関係に支障をきたし、「 家庭内暴力」に発展することが少なくありません。

うつ病

抑うつ気分、意欲の低下、注意力・判断力の低下などの精神症状、およびだるさや睡眠障害といった身体症状が継続して、通常の生活が送れなくなってしまう病気。
精神的ストレスや身体的ストレスが重なると発症するとも言われますが、明らかな原因がないまま発症する場合もあります。
言葉では表現しようがないほどつらい沈んだ気分または興味・喜びの喪失が、ほとんど一日中ほぼ毎日、2週間以上続き、仕事や日常生活の困りごとが出てきてしまいます。
うつ病の9割以上に見られるのが、不眠の症状で、特に途中で目が覚める不眠がよく起こります。 また、食欲も落ち、体重が減ってしまうことがあります。
うつ病は、脳の働きに何らかの問題が起きた状態であると考えられています。 気力で解決できるものではなく、治療が必要な病気です。
厚生労働省の患者調査によると「一生のうちに、うつ病になる頻度は約10人に1人と考えられている」とデータをあげているように、決して珍しい疾患ではなく、誰にとっても身近な病気であると言えます。

非定型うつ病

20~30代の女性に増えている新しいタイプの心の病気です。 非定型うつ病は自分の嫌なことに対しては憂鬱になり、体が動かせないほど体調も悪くなるのに、好きなことや楽しいことが起きるとたちまち元気になります。
また、うつ病は食欲もなく不眠状態が続くのに対し、うつ病は食欲もなく不眠状態が続くのに対し、非定型うつ病では過食・過眠をともない、傷つくことや見捨てられることに過敏な傾向があります。
他人の言動にとても敏感になり、ほんのささいなことで気分が落ち込んだり、あるいは怒りを爆発させたりするなど、感情の抑制が効かなくなります。パニック発作を起こす人もいます。
非定型うつ病は「性格の問題」「甘えているだけ」などと思われがちです。もちろん、気分の浮き沈みは誰にでもありますが、それが度を超して激しくなるのが、この病気の特徴です。子どもの頃から「良い子」と言われてきた人がかかりやすいとされています。

双極性障害

うつ病と似たようなうつ状態とともに、その対極とも言える躁状態も出現し、これらを数カ月おきにくりかえす病気。躁状態になると、寝ることなく動き回り続けたり多弁になったりしてエネルギッシュになります。一方、うつ状態になると、すべてのことに興味がなくなって無気力状態になります。
双極性障害は、躁状態の程度によって二つに分類されます。
家庭や仕事に重大な支障をきたし、人生に大きな傷跡を残してしまいかねないため、入院が必要になるほどの激しい状態を「躁状態」といいます。一方、はたから見ても明らかに気分が高揚していて、眠らなくても平気で、ふだんより調子がよく、仕事もはかどるけれど、本人も周囲の人もそれほどは困らない程度の状態を「軽躁状態」といいます。
うつ状態に加え、激しい躁状態が起こる双極性障害を「双極I型障害」といいます。うつ状態に加え、軽躁状態が起こる双極性障害を「双極II型障害」といいます。 双極性障害は、精神疾患の中でも治療法や対処法が比較的整っている病気で、薬でコントロールすれば、それまでと変わらない生活をおくることが十分に可能です。しかし放置していると、何度も躁状態とうつ状態を繰り返し、その間に人間関係、社会的信用、仕事や家庭といった人生の基盤が大きく損なわれてしまうのが、この病気の特徴のひとつでもあります。

統合失調症

統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気です。
幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患で、思考や行動、感情などを1つの目的に沿ってまとめていく能力が落ちるため、妄想や、現実には起こっていないことが実際に見えたり聞こえたりする幻覚が表れます。初期には幻覚や妄想などが現れる「陽性症状」が強く表れ、以降はうつ病のように無気力になる「陰性症状」が長く続きます。
それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。
患者本人も説明しにくい症状ですので、周囲から「社会性がない」「常識がない」「気配りに欠ける」「怠けている」などと誤解されるもととなることがあります。

反社会性パーソナリティ障害

社会の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりすることに罪悪感を持たない障害です。 精神病質、社会病質、あるいは非社会性パーソナリティ障害とも呼ばれます。 診断するには、少なくとも18歳以上で、15歳以前にいくつかの素行症の症状が出現していることなどが要件になります。素行症とは、社会から要求される規範や規則を守らない行動の反復、持続です。たとえば、人や動物への攻撃、所有物の破壊、虚偽または窃盗、重大な規則違反などが挙げられます。
この障害を持つ人たちは、窃盗や非合法な職業、飲酒運転、速度超過など、逮捕されるかもしれない行動を繰り返すことがあります。いらだたしく攻撃的な面があり、殴り合いのケンカに参加したり、家族に身体的暴力に及んだりするケースもあります。
自分の利益や快楽(金銭、性交渉、または権力を手に入れること)のために、人を欺いたり操作したりするほか、将来の計画を立てられないために衝動的な行動に出る傾向が見受けられます。小さなころから暴言、暴力が激しい場合はこちらの可能性も。

生まれつきの脳機能障害である「発達障害」が原因の場合も多い

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のかたよりによる障害です。
得意・不得意の凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生します。発達障害は外見からは分かりにくく、その症状や困りごとは十人十色です。

ADHD

発達障害の中でも家庭内暴力に最も関係が深いと 考えられているのが ADHD(注意欠陥・多動性障害)で、不注意・多動性・衝動性の特徴が表れます。
不注意は集中力が続かず注意力散漫な様子、多動性は落ち着きがなく行動をコントロールできない様子、衝動性は衝動的な感情を抑えられない様子が見られる特性を意味します。

家庭内暴力は発達障害の二次障害として発症する場合もあります。
ADHDの二次障害として現れる
「反抗挑戦性障害」 は… 別名「反抗挑戦症」とも呼ばれ、 親や教師など目上の人に対して拒絶的・反抗的な態度を とり、口論をしかける、暴言を吐くなどの挑戦的な行動をおこしてしまう疾患です。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラム障害の中でも、言葉や知的の遅れがない(IQ70以上)障害です。
特徴としては、遠まわしな表現や比喩を使った表現、表情やしぐさから相手の感情を読み取ることに困難さがあるため、自分の話ばかりしてしまったり、相手が傷つく言葉を悪気なく伝えてしまったりするなどの困りごとがあるといわれています。
その他にも、一度決まったルーティンが崩れたり、新しい環境へ適応が必要になったりするなど変化に対する抵抗が強くあるともいわれています。

学習障害(LD)

学習障害(Learning Disability:LD)とは、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害のことです。LDのタイプは読字障害(ディスレクシア)、書字障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュリア)に分かれています。

お子様はどんな思いで暴力を振るうのか

このような感情が常に入り乱れ「悪循環ループ」から抜け出せず苦しんでいます

家庭内暴力を解決するには

STEP1「離」

「まずは親子が離れる」ことが大切です。物理的に、暴力がおきない状態を作り出すことがとても効果的です。
方法としては
➀子どもに一人暮らしをさせる
②親が子どもを残して家を出る
③支援機関に入所する
などがありますが、どの方法も家族だけで行うのは危険です。
離れるタイミングや方法を間違えると、状況をさらに悪化させてしまいますので必ず第三者・専門家とよく相談されてから行ってください。

STEP2「験」

次は、「さまざまな体験をする」ことが大切です。
家庭内暴力やひきこもりのお子様の多くは、あらゆる体験が不足しているため、世の中にはいろんな人間がいて、いろんな考え方や生き方があるということが、理解できず、想像もできません。
これらはすべて、体験不足によるものです。
このような狭い視野では、いくら新しい生活や居場所を見つけても、うまくやっていくことができません。
まずは3つの体験不足を補うことが解決への重要なカギとなります。

人間体験

色々な人や生き方にふれる機会を作る。

・同じ悩みをもつ仲間と出逢うことで、自分の気持を表したり伝えることができるようになる。
・さまざまな人と関わることで、自分とは違う考え方や色々な価値観があることを知り、認め合うことの大切さを知る。
・共同生活をすると、自然と人間体験ができます。

労働体験

実際に体を動かし、働く体験を継続的に行います。

・農業体験や就労体験を行います。「雇用」ではなく、あくまで「体験」として受け入れてもらい、
朝起きて→働き→夜眠る という生活サイクルを作ります。

・ひきこもっている間に落ちてしまった体力や精神力を作り直す作業です。

社会体験

地域のイベントや、ボランティアに参加など様々な社会を知る。

・「家庭」「学校」「会社」だけではなく、いろんな社会があることを体験し、多様さを感じられるようにします。

・旅行に行き、土地によって異なる文化に触れることもよい体験となります。

STEP3「動」

アルバイトをする・進学への準備をするなど将来に関わる具体的な行動をするステップ!
「自分で決めて、とにかく自分の足で行動してみる」ということが大切です。
お子様が自分で決める。ということが大切ですが、実際に進んでいくのはとても大変です。
ハローワークでの手続きや、履歴書や面接などの不安など、たくさんの壁が立ちはだかります。
そんな時もお子様のそばにいてアドバイスや手助けをする、第三者の存在が必要不可欠です。

自分で決めた道を、自分の足で歩き続けるうちに、自分の未来が見えてきます。
その頃には、お子様はもう暴力をふるうことはありません。「家庭内暴力からの脱出」の完了です。

家庭内暴力の背後にある感情は、「憎しみ」ではなく「悲しみ」です。

家庭内暴力から脱出させるには、原因を確かめ、状態を把握し、そして一番大切なのは理解してあげることです。
お子様と向き合い一緒に行動してあげることにより改善・解決は可能になります。
大切なご家族を家庭内暴力の苦しみから早く脱出させたいと思っておられるならば、1日も早くご相談ください。

ジーサポートでは、「診察や診断」といった医療行為は行っておりません。
家庭内暴力を起こされる方々によくみられる「家庭内暴力の特性」を理解し改善・解決へ向けてのアドバイスやサポート(社会復帰・自立支援)を、ご提供しております。
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