金銭トラブル
日常生活の中で金銭トラブルは非常に多く、自分ではどうしようもないことがほとんどのため、専門家への相談が増えています。
親子、夫婦、恋人、など、身近な関係だからこそおこる金銭トラブル。ニュースで見聞きする殺人事件も、原因の上位は、常に金銭問題です。
親子間での金銭トラブル親子関係トラブル詳しくはこちら
- 親の財布や口座から勝手にお金をとる
- 勝手にクレジットカードで多額の買い物をされた
- オンラインゲームで課金し、多額の請求がきている
- 会うたびにお金を要求してくる。断ると暴力をふるわれる
- お金を要求しては、すべてギャンブルに使ってしまう
- お金にだらしなくて困っている
- 何度捕まっても万引きを繰り返してしまう
- 買い物依存でネットで次から次に商品を注文してしまう
- 何度も借金をしてきて、そのたびに代わりに払ってきたが限界
- 脅迫的にお金を請求をしてくる
- 身に覚えのない請求が届く
- 毎回「これが最後よ」と約束してお金を渡している
- お金を貸さないと包丁持ってきたり暴れたりする
- 家中の金品や物を漁り盗み、質屋やネットにてお金に換え使い込む
夫婦間での金銭トラブル 夫婦関係トラブル詳しくはこちら
- 夫婦の貯金を勝手にすべて使ってしまった
- お金があるとすべてギャンブルに使いこんでしまう
- 趣味の車にお金をつぎ込み、私の貯金まで使われた
- 旦那が美人局にあってしまった
- 離婚話をすると、今までに使ったお金をすべて返せと言われた
- 結婚してからパートナーに借金癖があることがわかった
- 浮気の慰謝料を取りたい
- ギャンブルで負けるとお金を要求し、渡さないと暴力をふるう
- 内緒で多額の借金をしていた
- 家庭にお金を入れてくれない
- お金にルーズで不要なものでもすぐに買ってしまう
- 不倫相手との生活に多額のお金を使っている
- 子供のために貯めていたお金を勝手に使ってしまった
- ゲームの課金癖が治らない
- 信用して生活費を渡していたのに、まったく貯金していなかった
金銭トラブルに関係の深い「病気」
依存症 詳しくはこちら
依存症とは特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることです。様々な依存症がありますが、すべてに共通することは、家族とのケンカが増える、生活リズムがくずれる、体調をくずす、お金を使いすぎるなどの問題が起きることです。
ゲーム依存症
日常生活が破綻するほど、持続的、反復的にゲームにのめり込んでしまい、お金をすべて課金に使ってしまう。
アルコール依存症
お金がすべて酒代に消えてしまうので、家族がお酒やお金を隠したりすると暴れて手が付けられない。
ギャンブル依存症
ギャンブルに使うお金がほしくて、家族に嘘をついてお金をせびったり、借金してまで賭け事に使ってしまう。
買い物依存症
自分に必要ないものでも、買うこと自体に執着してしまい、経済的に破綻する可能性があっても平常心を失い買い物を繰り返してしまいます。 よく似た状態の人を「浪費癖がある人」と表現することがありますが、この浪費癖と買い物依存症は似ているようで異なります。(詳しくは下記)
借金依存症
借金がやめられない、常に借金をしていないと落ち着かない状態をいいます。 借金依存症の怖いところは、本人の意思にかかわらず借金を繰り返してしまうこと。 買い物依存症やギャンブル依存症と同時に起こることが多い。
窃盗症(クレプトマニア)
お金がないわけでも、モノが欲しいわけでもないのに万引きがやめられない。盗む行為そのものに依存してしまいます。
依存症は自己流での解決が難しいですが、専門家による正しいケアとサポートを受けることによって回復することが可能です。
依存症と「浪費癖」の違いとは
金銭トラブルのご相談の中に、「子供(またはパートナー)の浪費癖がひどくて困っている。なんとかしてほしい」というご相談が少なくありません。果たして本当に単なる浪費癖なのか、それとも買い物依存症なのか、その区別をすることが必要となってきます。
どちらも「お金の使い方が無計画」「消費行動が激しい」「なかなかお金が貯まらない」といった点が特徴です。一見同じように思えますが、本質は異なります
浪費癖とは
浪費癖は「癖」です。特に必要なものではないのに買い物で散財してしまった…、また、自分ではあまり消費しているつもりはないのにクレジットカードの請求を見てびっくりしてしまった、などという問題が起きます。偏った行動パターンはあるものの、あくまで行動の個人的な傾向であり、無意識的に行われる習慣的動作です。あくまで癖なので、意識をすれば直すことが可能です。
自覚がある場合はまだ良いのですが、中には自分では浪費癖があるということに気付いていない人も大変多くいます。
浪費癖の方は本人の努力と家族の協力があれば治せます
- 家計簿をつける
- できるだけ現金払いを心がける
- 買い物リストを作る
- 財布の現金を制限する
- 1カ月に使う生活費の上限を決める
- ポイントカードを作らない
- 電子マネーやクレジットカードを持ち歩かない
地道な努力を続けて行くことで、手間暇はかかりますが、少しずつ金銭感覚が養われていきます。
浪費癖がある人は、買い物をすることで満たされない心を埋めようとする人が非常に多いので、ご家族は買い物以外の方法でその人の心を満たしてあげることを考えてあげてください。
浪費癖の原因は主にストレスです。 何かしら心が満たされていない時に買い物に走ってしまうことが多いので、ご本人に合った方法で心を満たしてあげましょう。
では、買い物依存症とは
買い物依存症は「精神疾患」です。
買い物をしたい気持ちが自分では抑えられません。もはや買い物をしないと、平常の精神状態を保てなくなる状態です。意識をしても、自分では止められず、極めて異常な状態です。
買い物依存症には、以下のような特徴があります。
買い物依存症の特徴
- 必要ないとわかっていながら買ってしまう
- 買い物をすることが、ストレス発散の中心になっている
- 借金をしてまで買い物をしてしまう
- 店員から勧められたら、吟味することなく買ってしまう
- 買っただけで満足して、未使用の商品が多い
- 週に3日以上、または6時間以上買い物に時間を費やす
当てはまる項目が多いなら、買い物依存症のリスクがあります。
買い物依存症を放置していると、お金だけでなく、人も仕事も失ってしまいます。
買い物依存症には、大きなリスクがあり、取り返しのつかないトラブルに発展する可能性もあります。ギャンブル依存症やアルコール依存症と同じ状態と思えば、いかに重大か認識できるでしょう。買い物依存症は、専門的な治療が必要になるため、個人の努力で改善するのは難しく、専門家の助けを借りる必要があります。買い物依存症を自己流で対処しようとすると、なかなか改善しないばかりか、かえって悪化させてしまうリスクもありますので、まずはジーサポートにご相談ください!
金銭トラブルの原因は「発達障害」が原因の場合も!
最近よく耳にする「大人の発達障害」ですが、発達障害自体は先天性のもので、大人になってから発達障害になることはありません。発達障害について詳しくはこちら特に、学習面で障害がない場合は、子供のときに障害が分からないことも多いのです。
ところが、社会人になると職場で責任が生じ、周囲の環境も厳しくなるので、その特性が露呈しやすくなります。子供のころはあまり目立たなかった特性が、社会に出て職場などで目立つようになり、発達障害だとわかる例が増えているようです。
発達障害(ADHD、ASDなど)の人は、お金の管理が苦手な場合が多く、借金を抱えてしまう傾向もあり、大人の発達障害とお金の管理には、密接な関係があると言われています。
それぞれの症状ごとの、よくある金銭トラブルは以下の通りです。
ADHD(注意欠如多動性障害)
①お金の管理が苦手
ADHDの人は不注意な傾向があるので、そもそもお金の管理は苦手です。家計簿をつけても途中で挫折することが多い傾向にあります。
②衝動買い、無駄遣いが多い
欲しいという衝動を我慢することができません。
定型発達の人の場合「欲しいけど買ったらお金がなくなるから止めておこう」というブレーキがかかるところでも、ADHDの人は欲しいと思う気持ちを抑えることができません。お金がない場合はカードや借金で買ってしまいます。
③ギャンブルにはまりやすい
ADHDの人はギャンブルにはまりやすい傾向もあります。ADHDの人は脳の報酬系に特徴があり、金銭感覚がマヒしているかのように、リスクを冒してでも大きな報酬を得ようとします。リスクがない状況では興奮できず、物足りなく感じてしまうので、ギャンブルの快感に心惹かれてしまうのです。
ASD(自閉症スペクトラム障害)
①借金癖
ASDの人はこだわりがあるので、いったん欲しいと思ったら、どんな障害があっても借金してでも手に入れようとします。
②お金の管理が苦手で家計簿をつけても途中で挫折
ASDの人もお金の管理は苦手です。また、家計簿をつけても途中で挫折しやすい傾向にあります。
③相手の言葉を鵜呑みにして詐欺にあう
ASDは相手の言葉を鵜呑みにしやすいので、お金の面でも詐欺にあう可能性があります。
最悪のケースでは、知らないうちに犯罪の片棒を担がされたり、借金の保証人にされたりするトラブルもあります。
ASDの人は特に金銭トラブルには十分注意しなければなりません。
金銭トラブルの裏側には、とても重大な問題が潜んでいる場合が多くあります。様子を見ていても状況は悪化するばかりですので、1日も早く専門家に相談されることをおすすめします。
ジーサポートでは、様々な金銭トラブルの原因や経緯などを明確に示し、解決策や対処方法を見出します。
まずは、知識と経験のある、私たちジーサポートにご相談ください。