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~実録・闘病体験記~ 頑張り屋さんほど要注意、「自分を追いつめるパニック障害」
  • パニック障害の条件として、公衆の場を避けたくなる「広場恐怖」が知られています。しかし、今回お話を伺ったヒデカズさん(仮称)は、周りの目線が全く気にならなかったとのこと。あらためてパニック障害とは、どのような病気なのでしょうか。100人のうち2人が発症するという発作の真相に迫ります。 ※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2021年2月取材。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]


    体験者プロフィール: ヒデカズさん(仮称) 茨城県在住、1984年生まれ。結婚し、1人の子どもとの3人家族。一般企業の営業職で、主任を務める。2019年、突然、立っていられないほどのめまいに見舞われ緊急搬送されるも、医師の診断は「異常なし」。後に、自分で探した心療内科で「パニック障害」と診断される。現在、治療薬の常用をせずとも仕事が続けられる状態まで回復している。






    発作の初発は深夜の自宅で起きた


    編集部: パニック発作は突然、なんの前触れもなく襲ってくると聞きます。 ヒデカズさん: 私の場合は、自宅で深夜に突然、バランスを保っていられないほどの“めまい”に見舞われました。「脳になにかが起きているんじゃないか、駅のホームなどで気を失って倒れたらどうしよう」と、なんともいえない不安に襲われましたね。当時は休日も働くほど仕事が忙しく、強いストレスを感じていました。しかし、そのときに限ったことではありません。多忙な状態がずっと続いていたため、「なぜ、今になって?」と、驚いたことを覚えています。 編集部: めまいとは別に、焦燥感や危機感のような感覚があったと? ヒデカズさん: 「このまま死んでしまうのではないか」という恐怖感ですね。なかなか他人には伝わらない感覚で、会社から「最近、仕事に身が入っていない」などの指摘も多々、受けました。他人から、そういう風に見られてしまう点もショックでしたね。 編集部: めまいに関しては、「次があるかも」という恐怖を感じていたのですよね? ヒデカズさん: 初発から1年間くらいは、常にそう思っていました。私の場合、横になったときのほうが、めまいを感じるのです。クラクラと平衡感覚が失われたような状態の中で、「このまま元に戻らなかったらまずいな」と思うと、それは私にとって“死の恐怖”でした。初診時に先生が、「気を失うようなことがあると危険だ」とおっしゃっていたことも、恐怖を倍増させたようです。 編集部: ちなみに、自分で自分を、どのような人間だと思われますか? ヒデカズさん: 我が強く、なにごとも自分でやらないと済ませられない性格でしょうか。仕事でも、本来、他部署が扱うような業務を抱えこんでいました。「他人に任せるくらいなら、自分でやったほうが早い」と思っていましたからね。周囲の目を気にしないというのか、のめり込むようなところがあると自覚しています。


    発症後でも、人前に出ることは平気


    編集部: 続いて、発作後の経緯を伺わせてください。 ヒデカズさん: 初発のめまい時、妻に救急車を呼んでもらったのですが、病院へ着くころには落ち着いていました。ですが、救急病棟の担当医から、「翌日の朝、もう一度診てみましょう」と言われましたので、半休を取得して再受診しました。とくに受診科も指定されず、受付を普通に済ませて診察していただいたのですが、結果としては「異常なし」とのこと。おそらく内科の先生だったと思います。 編集部: その後は、どうなされたのですか? ヒデカズさん: 「深夜になると自宅でめまいを感じる」状態が続いていましたので、まず、搬送先とは別の内科を受診しました。しかし、付いた診断は相変わらず「異常なし」だったのです。どこへ行けばきちんと診てもらえるのかと思い、脳外科で脳のMRI検査を、神経外科で携帯心電計による脈拍の検査をそれぞれ受けたのですが、やはり「異常なし」ということでした。“たらい回し状態”で精神的に堪えるものがありました。 編集部: 最終的に、パニック障害と診断されたのは? ヒデカズさん: さまざまな標榜科を受診して無為に終わっていたとき、妻が「もしかしたら心療内科かもしれない」と調べてくれたのです。そこで専門クリニックを調べて受診したところ、パニック障害だと告げられました。初発の発作から1カ月くらい後のことです。 編集部: 一般には、投薬療法と行動認知療法が有効と聞きます。 ヒデカズさん: そうなんですか? 私には対人恐怖のような症状が一切、ありません。どちらかというと、人前で話すことが得意です。ですから、行動認知療法については知りません。投薬治療だけで、しかも、この半年は定期的な通院すらしていません。具合がひどくなったときに薬をもらう程度です。ただし、自宅での苦しみは、ずっと続いていました。 編集部: では、お仕事も、そのまま続けられていたのですか? ヒデカズさん: はい。パニック障害が理由で会社を休んだのは、初回発作後の翌日の半休だけです。じつは、会社に病気のことを話していません。隠しているというより、その必要が感じられませんでした。発作は、自宅で深夜に起きますからね。日中の勤務中には支障がありませんでした。ただ気になったのは、職場で「おはようございます」のようなあいさつの“ろれつ”が回りにくくなったことです。 編集部: 奥さんとの会話でも、そうなるのですか? ヒデカズさん: 不思議なことに、妻が相手だと平気なのです。また、プライベートで会う友人とも、普通に会話できました。おそらく、仕事や職場からストレスを感じていて、その影響が出ていたのではないでしょうか。有給休暇などはなかなか取得しにくい環境で、私自身も含め、上昇志向の強い社員ばかりでした。


    転機となったのは一冊の手帳






    編集部まとめ




    引用先:~実録・闘病体験記~ 頑張り屋さんほど要注意、「自分を追いつめるパニック障害」(Medical DOC) – Yahoo!ニュース



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