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「働く意味がわからない」と退職 母の年金で暮らす日々
2014.11.21
上司の心ない言葉で 見失った「働くことの意味」
●松下政史さん(仮名・36歳)
・職歴:大学卒。営業職6年、医療機器販売メーカー6年、無職2年
・現在の貯蓄額:ゼロ
上司の暴言をきっかけに働くということ自体に疑問を持ってしまった」と語るのは関西在住の松下さん。
「体調が悪く病院に通っていた時期、職場はちょうど人手不足でした。体調はよくなかったですが職場のことを考えると、休むこともできなかったので、2か月間休みなしで働いていたんです」
しかし、残業や休日出勤をしても手当は一切つかない。そんな職場環境に耐え続けてきた松下さんだが、意を決して、待遇改善を求めて上司に直談判。しかし、これがきっかけで松下さんの人生の歯車は大きく狂うことになる。
「上司からは『そんなに待遇に不満があるなら辞めればいい』と、さらりと言われました」
その瞬間、松下さんの張りつめていた緊張の糸はプツリと切れた。
「これまで『ツラいけど、なんとかなるだろう』と必死に働いてきたんですが、上司のその言葉を聞いた途端『自分は必要とされていない人間なんだ』と、すべてのことがバカらしくなってしまいました」
ようやく貰えた休日の後、「もう働く意味がわからない」と、そのまま退職。現在は実家に戻り、母のパートと年金に頼りながら生活をしているという。
「母に負担をかけたくないですし、周囲から冷ややかな目で見られているのもわかってます。精神的な病も特にないのですが、どうしても次の一歩が踏み出せないんです」
松下さんが再起できる日はくるのだろうか……。
― 「未来が見えない!」35歳以上[無職・独身者]のリアル【7】 ―
引用先 記事詳細URL
https://joshi-spa.jp/140257
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