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「心を満たしてくれるもの」で自分を埋め尽くす
  • 他人とうまくコミュニケーションできないことからくる孤独感や閉塞感、自己肯定感の欠如、SNSによる誹謗中傷やバッシングなど、私たちは、いま多くの生きづらさを感じさせる事柄に取り囲まれています。そんな中にあって、毎日を心安らかに、できるだけ快適に生きていくためには、どうすればいいのでしょうか? 発達障害(ADHD)、うつ病など、生きづらさを抱えながらも精神科医として活躍するバク先生は、ツイッターでのつぶやきが共感・絶賛され、今、人気急上昇中。そんなバク先生の初の著書『発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす 生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』(ダイヤモンド社)の中には、生きづらさを解消するための実践的なヒントが詰め込まれています。本連載では、同書の中から心がスッと軽くなるアドバイスをお届けします。


    ● 心がカサカサに疲れてしまったときに、 自分をレスキューできるアイテムを用意しておく


     あなたには「これさえあれば自分の機嫌が取れる!」と確信できるアイテムや行動はありますか?


     心が疲れてカサカサになってしまったときに、あなたをレスキューできるアイテムは、常に何種類も用意しておきましょう。


     私の場合は、メンタルがカサカサになったときにやるレスキューの一つに「いい肉を食べる」があります。そのために自宅の冷凍庫には馬刺しが入っています。


     ちなみに、SNSの楽しそうな人を参考にし過ぎるのはNGです。


     アクティブに活動している「リア充」的な人がいろんな人から賞賛を浴びているため、その人たちがやっている「楽しかったこと」は、一見あなたの心を満たしてくれる一つの案になりそうです。


     ただ、本書で何度も述べているように、何をしたらリフレッシュになるのか、どれだけ幸せなのかは、その当人でない限り知りようもないのです。


    ● 自分のメンタルをすり減らすような行動は避ける


     SNSを見て参考になるどころか「この程度の奴でも、こんなことができるのか」と嫉妬したり焦ったりするタイプの人は、自分を満たすものを探す参考にSNSを使うのは止めましょう。


     皆が旅行に行ったり、楽しい体験をしたりしている投稿を見て、自分も楽しくなったり行った気分を楽しめたりする「他人の思い出お裾分け満喫タイプ」なら、積極的にSNSを見ることも意味があります。


     まずは、自分のメンタルをすり減らすような行動は避けることが大事です。


     その次に「自分の心を満たしてくれるもの」を積極的に探しましょう。それを体験したり、実行しながら、それで日々の自分を埋め尽くす生活をしてみるのです。それが、現状を変えるきっかけになります。


     【POINT】

     それがあれば自分の機嫌が良くなるようなアイテムや行動は何かを知り、それを使って心を満たすようにする。


    バク@精神科医

    元内科の精神科専門医

    中高生時代イジメにあうが親や学校からの理解はなく、行く場所の確保を模索するうちにスクールカウンセラーの存在を知り、カウンセラーの道を志し文系に進学する。しかし「カウンセラーで食っていけるのはごく一部」という現実を知り、一念発起し、医師を目指し理転後、都内某私立大学医学部に入学。奨学金を得ながら、勉学とバイトにいそしみやっとのことで卒業。医師国家試験に合格。当初、内科医を専攻したが、医師研修中に父親が亡くなる喪失体験もあり、さまざまなことに対して自信を失う。医師を続けることを諦めかけるが、先輩の精神科主治医と出会うことで、精神科医として「第二の医師人生」をスタート。精神科単科病院にてさまざまな分野の精神科領域の治療に従事。アルコール依存症などの依存症患者への治療を通じて「人間の欲望」について示唆を得る。現在は、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症、パーソナリティ障害などの患者が多い急性期精神科病棟の勤務医。「よりわかりやすく、誤解のない精神科医療」の啓発を目標に、医療従事者、患者、企業対象の講演等を行う。個人クリニック開業に向け奮闘中。うつ病を経験し、ADHDの医師としてTwitter(@DrYumekuiBaku)でも人気急上昇中。Twitterフォロワー6.3万人。『発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』が初の著書。


    引用先:https://news.yahoo.co.jp/articles/d85f15337ed4ca34a395cfb1bb700dffba9461fb


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