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不妊治療中に夫がW不倫…発覚のキッカケは、妻への「ヤバすぎる一言」だった
  • 私の探偵事務所にやってきた岡本真梨さん(38歳・仮名、以下同)は、呆然とした口ぶりで漏らした。  長年この仕事をやっていると、「なぜそこまで酷いことができるのか?」と問い詰めたくなるような人間に遭遇する。今回は、不妊治療中の妻をほったらかしにして、職場の女性と「W不倫」を楽しんでいた男性の事例を取り上げよう。 ———- 【依頼者の家族構成】 岡本修平(37歳) IT企業勤務、年収は約800万円 岡本真梨(38歳) 住宅メーカー勤務、年収は約700万円 ———-  友人の紹介で知り合った2人が結婚したのは、9年前のこと。互いに仕事熱心で、休みの日には共通の趣味であるサイクリングを楽しみながら、仲良く暮らしてきた。4年前には修平さんの職場からほど近い品川区にマンションを購入し、仕事も順調で充実していた岡本さん夫妻。しかし希望していたにもかかわらず、2人にはなかなか子どもができなかった。  そこで話し合った末に、マンションを購入したのと同時期から、岡本さん夫妻は不妊治療を始めた。「子どもがほしい」という希望に向かって修平さんと二人三脚で進んでいるものだと、真梨さんは思い込んでいたのだ。  ところが1年ほど前から、修平さんの心無い一言がきっかけで起こる喧嘩が増えてきた。  「俺の方が稼いでるんだから、家事は真梨が多くやるのが当たり前じゃん」  「飯くらいちゃんと作ってくれないと困るんだけど」  これまでも修平さんは、仕事の納期が近づいてストレスが溜まると、ときどき不機嫌になることがあったという。真梨さんは「今回はいつもより激しいな」と思いつつも、適当に聞き流して我慢していた。  しかしある日、とうとう修平さんが、  「こんなに仲が悪かったら、どうせそのうち離婚することになるんだから、もう今別れた方がいいかもな」  と言い出した。今まで何度も大きな喧嘩はあったが、彼が「離婚」を口にしたことはない。驚いた真梨さんは、自身は悪くないにもかかわらず慌てて修平さんに謝った。しかし同時に、いつになく一方的でとげとげしい彼の態度が引っかかり、モヤモヤが消えなかった。


    俺のこと疑ってるわけ?






    「家族ぐるみ」の付き合い


    我々は早速、土曜日に出かける修平さんの後を追った。実際に真梨さんに言ったとおり、彼は電車を乗り継いで後輩の家がある方面へと向かっていく。  江戸川区のとある駅で降り、閑静な住宅街に入ると、そこで待っていたのは戸田恵梨香に似た若い女性だった。どうやら職場の後輩であるのは確かなようだ。修平さんは、彼女と手をつなぎながら、とあるアパートの一室に入っていった。しかし来ると聞いていた他の同僚は、いつまでたっても現れない…。  2時間ほど経ったころ、2人は双子の子どもをベビーカーに乗せて家から出てきた。双子はどう見ても1歳を過ぎていて、とても「生まれたばかり」とは思えない。そして近所の公園に行った2人は、子どもたちをベビーカーから降ろして遊ばせ始めた。  砂遊びに夢中になっている双子そっちのけで、人目もはばからずに何度もキスを繰り返す修平さんと女性。その後4人は駅まで散歩し、修平さんは女性と双子と別れて電車で自宅へと戻っていった。  たしかに修平さんは、真梨さんに言った通り「職場の後輩の子どもの面倒」を見ていた。しかしその実態は、単身赴任で夫がいない隙に住む部屋に上がり込み、女性と不倫していたのだ。土曜日の行動を数回調査した結果、いつもこのパターンで彼女と密会していることがわかった。  公園でのキスだけでなく、散歩中のボディタッチなど周囲の目を気にせずにいちゃつく2人。家に入ってから散歩に出てくるまでの約2時間が非常に怪しいが、子どもがいるため厳密に「2人きり」とは言えず、離婚調停の材料としては少し弱い。  また細かなウソはあるものの、一応真梨さんに言い訳した通りベビーシッターの役目を果たしているため、これだけでは「決定的な不貞の証拠」にはならないだろう。  しかし2人の行動は少しずつエスカレートしていて、ついにはスリルを楽しむかのように、人がいない道端で深いキスをするようになっていた。我々は、思ったより早く決定的な瞬間を撮れるかもしれないと身構えた。



     


    子ども2人を車内に放置


    ある土曜日、いつも通り女性が住むアパートへと向かった修平さんは、双子の子どもと一緒に彼女が運転する白いワンボックスカーに乗り込んだ。そのまま4人は郊外のショッピングモールまで移動し、本当の家族のように買い物を始めたのだ。毎週顔を合わせている修平さんと双子はとても仲が良さそうだった。知らない人が見れば、本当の家族と間違えてもおかしくはない。


    はしゃぎ疲れて双子が眠ってしまうと、修平さんと女性はそれぞれ1人ずつ背負って、ショッピングモールの駐車場に停めてある車へと向かった。女性の自宅へ帰るのかと思いきや、なんとそのままラブホテルへと移動。驚くべきことに、駐車場に車を停めて車内に子どもたちを放置したまま、2人だけでチェックインしたのだった。


    真夏ではなかったものの、その日はまだ日差しが強く汗ばむような陽気だった。双子の子どもを残して部屋へと上がった修平さんと女性は、30分経っても出てくる気配がない。


    出入り口を見張る我々は、車内に取り残された子どもたちが心配で仕方がなかった。2人がホテルから出てくる瞬間を撮影できるようにカメラを構えつつ、時折双子が置き去りにされている車内を確認し、異変があったらいつでも通報できるようにスマートフォンを握りながら張り込みを続けた。


    すると1時間と少しで、修平さんと女性はホテルから出てきた。幸い車内の2人は何も知らずにぐっすり眠っていて無事なようだ。


    そのまま4人は車で女性の自宅まで帰り、そこで解散した。今回の収穫は、初めて女性の家ではなくホテルで密会している様子を撮影できたこと。滞在時間は短かったものの、離婚調停になった場合、法廷に提出できる不貞の証拠としてはかなり強力だ。


    味を占めた修平さんと女性は、この後もたびたび寝ている双子を連れてラブホテルへ行き、車内に放置したままチェックインするという、信じられないデートを繰り返していた。その度にハラハラしながら車内をチェックし子どもの様子をうかがっていた調査員たち。幸いなことに、我々が張り込んでいた期間は2人とも無事だった。


    時には別れた後、修平さんが友人との飲み会に参加することもあった。調査員が近くのテーブルに座って会話に耳を澄ませたところ、彼は男友達にこう話していたという。


    「やっぱり、女は若い方がいいよな~」


    この調査結果を伝えると、真梨さんは顔が真っ青になり、言葉を失った。


    「夫の浮気は覚悟していましたけど、まさか本当に職場の後輩の家に通っていたとは、思ってもみませんでした。旦那さんが単身赴任しているのをいいことに家に上がり込み、さらには子どもまで連れまわして、一緒にホテルに行っていたなんて…、正直気持ち悪くて吐き気がします。


    車内で放置されていた2人に何もなかったのが、せめてもの救いでした。不妊治療を夫婦で頑張っているつもりだったのに、こんな形で裏切るのは酷すぎます」


    証拠を受け取った真梨さんは、離婚する意志を固めて、修平さんを徹底的に追い込むと決めた。


    浮気相手の家に逃げたが…


    なんと真梨さんは、自宅に帰って早速修平さんに証拠を突き付けたという。


    するとあろうことか、彼は真梨さんに責任を押し付け始めたのだ。


    「確かに浮気はしたけど、そもそもは真梨のせいだからな。不妊治療の成果はなかなか出ないし、仕事はストレス溜まるし…。こんな時こそ夫婦2人で協力すべきなのに、俺の話なんか聞いてくれなかったじゃないか。一緒にいても意味がないんだから、浮気したくなって当然だろ」


    と開き直る修平さん。


    「私のせいだって言いたいわけ?」


    「そっちがイライラして、私に当たり散らしてたからじゃん」


    「だからって浮気していい理由にはならないでしょ」


    他にも真梨さんにも言いたいことは山ほどあったが、全てグッと飲み込んだ。「この人には、もう何を言っても無駄だ」と思ったからだ。


    一方的に文句を言い尽くした修平さんは、


    「俺には他にも行く場所があるから」


    と言い残し、荷物をまとめて浮気相手の女性の家へと向かった。しかし行った先で彼女に拒絶され、家に入れてもらえなかったらしい。運が悪いことに、ちょうどその晩、女性の夫が単身赴任先から帰ってくることになっていたようだ。


    すげなく門前払いされて行き場を失った修平さんは、真梨さんが待つ家にも帰れず、実家に戻るしかなかった。


    初めて浮気相手の女性に冷たくされた修平さんは、その後断固として離婚を拒否するようになり、真梨さんに復縁をチラつかせてくるようになる。しかし真梨さんは拒絶し、離婚調停を申し立てた。


    我々が集めた証拠によって審議を有利に進め、無事離婚と慰謝料を勝ち取ることができた。現在は仕事を続けながら、久しぶりの独身生活を楽しんでいるそうだ。


    今回のケースのように、毎週決まった時間に浮気相手と逢瀬を重ねている男女は少なくない。もしパートナーに思い当たる行動があるならば、専門家に頼りながら真実を見極めるべきなのではないだろうか。


     


    引用先:不妊治療中に夫がW不倫…発覚のキッカケは、妻への「ヤバすぎる一言」だった(現代ビジネス) – Yahoo!ニュース


    引用先:子どもを車内に放置…夫の単身赴任中、浮気相手と密会するヤバい母親のリアル(山村 佳子) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) (ismedia.jp)


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