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「ASD(自閉症スペクトラム障害)」のパートナーが患う「カサンドラ症候群」とは?ならないためにできること




  • 「カサンドラ症候群」はASDのパートナーが患うメンタル不調



    ASDを支えようと思い込まないこと


    カサンドラ症候群」としてうつなどの精神症状や不眠などの身体症状が出た場合には、症状に合わせた薬物療法を用いるなど対処療法がメインとなります。 しかし、カサンドラ症候群を患う原因はパートナーとのコミュニケーションの不和から起こるものなので、対処療法では根本的な解決とはなりません。解決するためには、ASDを持つパートナーとともに解決、症状の緩和にあたる必要があります。 パートナーとともに解決にあたる場合には、まずはASDを持つパートナー自身がASDのことを理解してそのことを受け入れる必要があります。大人になってから発達障害に気づく場合は、障害について受け入れられずに本人が認めない場合も多く、パートナーとしてはまずはそこを受け入れてもらうことが治療への第一歩となります。 もし相手が治療を拒む場合は、自身のことを優先して少し離れてみることも視野に入れてください。パートナーを支えようとあなた自身が辛い毎日を送っているということは、自分よりも相手を優先してしまっているということ。依存などの関係性になっている可能性もあります。まず優先するべきはあなた自身です。このことは忘れないでください。 そして、相手がASDを受け入れている場合は、お互いができないこと、辛いことを理解し合うために話し合いの時間を持ってみてください。それだけでは解決しない場合は、集団療法などのプログラムを取り入れている病院などを受診することでコミュニケーションの不和は少しずつですが解消されていきます。ASDに対応しているプログラムを行っている病院は多くあります。一人で抱え込まずに、外部に相談することを覚えていてください。 カサンドラ症候群とは、ASDを持つパートナーとのコミュニケーションの不和からくる身体面、精神面に影響を及ぼすメンタル不調のことです。ASDの方と、そしてパートナーであるあなたのどちらか一方が悪いというものではありません。相手のためと背負いすぎず、お互いができること、できないことを理解し合うのが解決への第一歩となります。




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