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起立性調節障害を患う高校生の一日 無理は禁物、自分をほめて劣等感やわらげる
私は起立性調節障害を患っています。起立時にめまいや動悸、失神などが起きる病気です。高校3年になった今は症状が少しずつ軽くなってきていますが、朝は起きにくく、めまいや立ちくらみがあります。私が家にいる間、どのように過ごしているのか、紹介します。起立性調節障害について少しでも理解していただければ、そして同じ病気に苦しむ方々の参考になれば幸いです。(高校生記者・よもぎ=3年)
毎日心がけることは水分と多めの塩分摂取
初めに毎日心がけていることを紹介します。 主治医からは、毎日2リットルの水分摂取、塩分を多めに取ること、着圧ソックスの着用を推奨されています。症状には個人差があり私の例がすべてではありませんので、一例としてとらえていただければと思います。 次に、朝と帰宅後の過ごし方をお伝えします。
起床 早めに起きてゆっくりする
朝は6時には起床するようにしています。以前は家を出る直前まで布団の中で横になっていましたが、通学中に症状が悪化してしまうことが多かったことから、少しでも家でゆっくりしてから登校したいと考えたからです。
登校準備 血圧測定で学校に行くか判断
起床後は血圧測定、500ミリリットルの水を飲むこと、梅干しを食べることの3つを毎日欠かさず行っています。 私は知らぬ間にがまんをしてしまうことが多いため、血圧の数値を見てその日の自分の状態を確認しています。ここであまりにも低い数値が出たときは、その時点で学校へ無理して登校することをあきらめ、午後から登校するようにしています。 立ちくらみやめまいがあるため、ソファーに座ってボーッとしながら、朝食をとったり歯みがきや髪のセットをしたりしています。
帰宅後 眠れるようにクラシック
午後から夜間にかけて交感神経が活性化するため、なかなか眠ることができません。私は心をリラックスさせるために、帰宅後からクラシックやローファイヒップホップをスマホで流しています。
勉強は短時間集中で勉強
勉強は短時間集中で行います。朝にテキパキと行動することが難しいため、翌日の学校の準備を完璧にしてから10時には就寝しています。 起立性調節障害と診断されてから、私は自分に厳しくしすぎないように気を付けています。「朝から学校に行けた私、えらい!」と自分をほめてあげることによって、劣等感を和らげることができています。 どうか「怠けている」と陰口を言わず、温かく見守っていただければと思います。
引用先:起立性調節障害を患う高校生の一日 無理は禁物、自分をほめて劣等感やわらげる(高校生新聞オンライン) – Yahoo!ニュース