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精神科医が語る「発達障害で20回転職を繰り返す人」に足りていないたった一つの行動
  • 『ストレスフリー超大全』の著者で精神科医の樺沢紫苑さんは、借金玉さんの著書『発達障害サバイバルガイド』について、「このリアリティ、具体性は当事者の経験あってのもの。精神科医や研究者には、絶対に書けません」と絶賛しています。 今回はYouTubeで実現した2人の対談「発達障害サバイバルライブ!(動画)」の内容を抜粋・編集してお届けします。(撮影/疋田千里)


    (視聴者の質問) 発達障害が原因で、仕事を20回も解雇されました。障碍者雇用にチャレンジしましたが、トラブル続きで、最後にはクビ。履歴書もボロボロで、この先どうしていけばいいか、途方に暮れています。(34歳・男性) ● 「挑み続けた自分」を褒めてください  (二人の回答) 借金玉 20回解雇されるというのは、それだけ挑戦を続けてきた証です。その行動力は素直にすごいと思います。失敗体験がない人よりある人のほうが絶対に強いですから。  樺沢紫苑(以下、樺沢) 同感です。すごいことだと思います。  借金玉 Plan→Do→Check→Actionの「PDCAサイクル」ってあるじゃないですか。発達障害のある友人同士でよく話すのが、僕たちはこのサイクルを回すのが苦手だということ。どうなるかというと、「PPPPサイクル」か「DDDDサイクル」に陥ってしまうんです。質問者さんはおそらく後者(DDDD)の状態にあるのだと思います。  それでも経験が得られる分、ただ計画を立てて何もしない「PPPPサイクル」よりも圧倒的に素晴らしいのは言うまでもありません。「20回もダメだった自分」ではなく「20回挑めた自分」を評価し、得られた経験を生かしていく方向に舵を切って欲しいですね。  ちなみに「PPPPサイクル」の最もよくない例が、「自分は何も行動せず、SNSで人をバカにしたり、批評したりするだけで何かを成し遂げた気持ちになること」だと僕は思います。あらゆる仕事は、行動と、それに伴う結果がない限り前に進みません。そして物事を前に進めるときには必ず行動に対するフィードバックがあります。要するに「挑戦なんて、やってみると9割失敗する」わけです。この痛みを知らないまま、ずっと頭の中でプランを練っていても、自分の中に何も蓄積されません。  樺沢「PPPPサイクル」と「DDDDサイクル」、実感が伴う面白い言葉ですね。私の著書では「インプット/アウトプット/フィードバック」というモデルで説明をしています。今、質問者さんに足りていないのは「フィードバック」の部分だと思います。ぜひ、行動して得られた結果から、得意・苦手を分析して、「うまくいくフィールド」で勝負してほしいと思います。  借金玉 まずは、これまでしっかり頑張ったんだから、1ヵ月でも2ヵ月でも休息をとりましょう。考えをまとめる前には、休息が必要ですから。経験は十分に積んでこられたはずなので、がむしゃらに挑むということをいったんストップして、一度自分を見つめなおす時間を設けてみてください。


    引用先:精神科医が語る「発達障害で20回転職を繰り返す人」に足りていないたった一つの行動(ダイヤモンド・オンライン) – Yahoo!ニュース


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